宣伝会議賞、協賛企業賞の受賞者さんにインタビュー!Part2

SKATが待ち遠しいですねー。ヒヒ馬です。
もし発売したら、1次通過作品まで、全作品をザーっと分析したいなと思っております。
やばい…、そろそろオタクの域までなっていきそう…。まぁ、オタクでいいか(笑)

というわけで、宣伝会議賞、今日は経費精算を自動化するコンカーの、
キャッチコピーの受賞作品を分析していきます!
課題と作品が、こちら!

【課題】
「経費精算する=コンカーする」となるようなアイデア

【受賞作品】
精算したお金は、返ってくる。
精算した時間は、返ってこない。

精算に苦しんでいる方に、刺さるコピーだと思います!
ただでさえ他の仕事で時間がないときに、貯まった領収書を整理して打ち込むなんて、大変ですよね。そんな貴重な時間について、シンプルに目を惹く対句でアピールできているこのコピー。(この"シンプル"が、できそうで、できないんですよねーーー^^;)

というわけで、作者の森下さんに、インタビューしました!


オリエンから、企業さんの思い入れを読み取る。


まず宣伝会議賞に応募するにあたり、全ての課題を「グランプリ狙い」と「協賛企業賞狙い」の二つに振り分けて取り組みました。過去の受賞作を見るに、前提として世の中の人がその商品や企業をあらかじめ知っている方がグランプリを獲りやすい傾向があるのでは、と考えていました(もちろんその限りではありませんが)。なので、グランプリ狙いはフルスイングで、協賛企業賞狙いは、ちゃんとクライアントの依頼に応えられるよう安打を量産するよう心がけたのがスタートです。

コンカーさんの課題は協賛企業賞のカテゴリーです。「業務上の経費精算の効率化」を実現するサービスを提供するコンカーさんの課題は、私にとっては身近なものでした。職場の上司が不便さを感じている場面に何回も遭遇したことがありますのでイメージはしやすかったです。一方、世の中には当然、精算経験のない方もいらっしゃり、またクラウドを使用したサービスのためイメージしにくい方も多いのではないかと思い、協賛企業賞ねらいに設定し、クライアントの依頼に120%応えられるコピーを意識して考え始めました。

そのためにまず、出されたオリエンをしっかり読み込むことから始めました。オリエン中には、「日本のサラリーマンは経費精算に生涯52日を捧げている」というエッジの効いたファクトがあり、これだけでも十分驚くべき切り口になるのですが、そこから一歩踏み込んで、もっとわかりやすく共感を得られるコピーとはなんだろうと考え始めました。
切り口は他にも色々と考えられるのですが、課題の中で強調されている「52日」という数字に、クライアントさんは思い入れがあるように感じられ、「時間を無駄にしている」という切り口を軸に表現を模索。その過程の中で「精算したお金は、返ってくる。精算した時間は、返ってこない。」というコピーが生まれました。

一番の肝というか、共感部分は、「時間は返ってこない」という部分です。世の中の人が誰しも感じる「時間」に対する実感を入れ込めることができたことが勝因だと思います。仕上げでは対句表現で後半部分を強調させるように整え、うまくコピーとして定着させることができました。

贈賞式では、クライアントさんとお話しする機会があり、このコピーが社内の得票数でダントツの一位だったことや、社長も即決だったというお話をお聞きしました。求められていることにちゃんと応えることができたのだと思い、すごく嬉しかったです。

オリエンを、このように読み取ったことは、今までなかったです!オリエンは自分の中では「切り口探し」ベタな情報はむしろ被りやすくなるので、他に情報はないかぐらいで読んでいたのですが、「強調されているからこそ、思い入れがある」という気づきは、ハッとさせられました!この気づきがったからこそ、時間の大切さを強調したコピーが生まれたんだと思います!「オリエンをよく読め」というアドバイスはよく聞きますが、どのように読めばいいのかまで、このインタビューで学び取れたような気がします!


コピーに突っ込みを入れる。


コピーを書くときに意識することは、

①一度寝かしてもう一度見ること
②人に聞く

です。切り口をたくさん探して深く掘り下げようとすればするほど、自分の世界に入り込んでしまうので、一度寝かして改めて見ることと、本当に他人は実感するか、共感するかのフィルターを通すことをしています。あと、散歩に行くなどリフレッシュを挟んでから取り組むことも多いです。「それ当たり前だよね」とか、「よくわかんない」というツッコミを自分でしたり、人にしてもらったりしながらコピーを考えています。

本当は人に見てもらって、よりよくしたいところなんですが、
友達が少ない自分が見せられる相手は、感性が独特な親ぐらいしかいません。(笑)
この「当たり前じゃん!」「は?よく分からん」という一人ツッコミ作戦は、見直すときに有効かもしれませんね!特に自分は言い回しの差を、この宣伝会議賞ではよく感じるので、
次回は作る時以上に、見直し方にも力を入れようと、ツッコミをいれまくろうと思ってます!^^


ちなみに、作者の森下さんは、K-mix RADIO CMでも賞を取られています!

…ずるい。(笑)



この記事へのコメント